植物の植え替えってなんとなく難しいイメージがありますよね。
確かに、植物は植え替えの時期や方法を間違えると植物に必要以上のストレスを与えてしまい、傷む原因になったりします。
植え替えの方法について確認したい、植え替えを考えている方は下記をチェックして臨みましょう！

■まずは超簡単なざっくり植え替え手順

１．鉢から植物を抜く
２．用意した鉢に軽石、新しい土を少し入れて抜いた植物を載せる
３．空いてる隙間に土を入れて詰めていく

今からこれを説明します！

植え替えする前に用意するもの

・植え替えするための植木鉢
基本的には今植わっている鉢の直径より、直径が３ｃｍ大きい鉢に植え替えます※場合により適正サイズは変わります

・軽石
用意した植木鉢の底が見えなくなる程度の量使います。結構少量です。
鉢の中の通気性がよくなります。

・それぞれの植物に合った土
観葉植物なら観葉植物の土、多肉なら多肉の土

・鉢底ネット
鉢底の穴から土や軽石が漏れるのを防いだり、虫の侵入を防ぐ効果があります。

・わりばし
・スコップみたいな土をすくえるやつ

あとは元肥（肥料）や化粧砂などは、必要があれば用意しましょう。最低限上記の４つがあれば植え替えはできます。

１．植え替えする植物の土を少し乾かしておく
特に水やり直後の土がしっかり濡れている時は、植え替えがし辛いタイミングです。根っこも切れやすかったりするので、最後に水をあげてから５日程度経ってから植え替えをするようにしましょう。

２．用意した植木鉢に鉢底ネットと軽石を入れる
鉢底ネットを鉢底の穴を覆えるサイズにハサミで整えて合わせます。
割りばしで鉢底ネットを抑えながら、軽石を鉢底が見えなくなる程度入れます。大体１ｃｍぐらい。

３．軽石が見えなくなる程度に新しく用意した土を盛る
真ん中に少しだけ厚く盛りましょう。

４．植え替える植物の根鉢を鉢から抜く
※根と根の周りについている土の塊のことを根鉢といいます。

鉢から抜く時は幹をつかんで無理に引っ張らないようにします。
鉢から抜けない場合は鉢をもんで内側に隙間を作るか、根がパンパンになりすぎて硬ければトンカチで軽くトントン叩いて隙間を作りましょう。そうすると抜けやすくなります。

５．抜いた根鉢の土を整理する
根をあまり傷つけないように気を付けながら根鉢を少し崩します。
特に太い根は切らないように気を付けましょう。

観葉植物を植え替える場合、目安として根鉢を３分の１崩するイメージで、表面の土全体を割りばしでつっついて少しずつ崩していきます。
鉢の形で根鉢の塊ができてると思いますが、根鉢の角になっているところは崩すようにしましょう。
この時、健康的な白い根は残し、黒に変色した根やぺちょっとしてる腐った根は捨てます。

多肉植物やサボテンを植え替える場合、土を可能な限り全部落とします。
観葉植物と同じように割りばしで突っついて土を崩します。
土が全て落ちたら、植え付ける前に１０分ほど置いて乾かしておきます。

６．３の鉢底ネット、軽石と土を入れた植木鉢の中心に根鉢を置く
この時、根鉢の高さが植木鉢のフチから１ｃｍ下の高さになるように高さを合わせます。
もし高さが合わないようであれば、植木鉢に盛っている土を足したり減らしたりして高さを調整してください。
サボテンの場合、根が一塊にならないように広げておきます。

７．根鉢周りの隙間に土を入れていく
スコップで土をすくい、隙間に土を入れていきます。
土を入れる際は片手で苗をつかんで抑えて、中心からずれないようにしましょう。

土を入れた後、わりばしで土の入れた土の表面をサクサクと刺して土を下に落とします。
根の周りにしっかり土が入るようにする作業です。
そうすると土のかさが減ってくるので、また土を足してわりばしで土を落とします。

この作業を繰り返すと土が硬くなっていきます。割りばしが刺せないぐらい土を硬くすると、逆に窮屈になってよくないので、ほどほどでお願いします（ふわっとしててすみません）

８．植え替え完了
以上で植え替え終了です！お疲れ様でした！

観葉植物を植え替えた場合、植え替えしたらすぐにお水をあげてください。
鉢の底からお水がたっぷり流れるようにあげましょう。
今日からお水やりスタートです！

サボテン・多肉植物を植え替えた場合、植え替え後はお水をあげないでください。
植物の種類、状態にもよりますが、大体植え替えした日から１週間後ぐらいに初めてのお水やりをするとよいです。